こんにちは。
餃子大好きシラカワです。今回は、について解説したいと思います。
各メーカーが蛍光灯の値段を値上げしたり照明器具の生産がつぎつぎと終了していくので、LED化を検討されている店舗様のお役に立てればと思います。
LEDにした場合のメリット
1.電気代削減
ここが一番のメリットですよね。コスト削減したいと思ってらっしゃる事業主、店長さんはあの手この手でコスト削減をされているかと思いますが、LEDだと交換するだけで簡単に電気代が削減できます。
2.交換の手間が省ける
ひとつ100円の電球 VS 1,000円の電球型蛍光灯 VS 2,000円のLED でを10年使った場合で比較したいと思います。
種類 | 価格 | 寿命 | 使用時間 | 切れるタイミング | 10年使い続けるには |
---|---|---|---|---|---|
電球 | 100円 | 1,000時間 | 10時間/1日 | 100日約3ヶ月 | 40回の交換で4,000円 |
電球型蛍光灯 | 1,000円 | 13,000時間 | 10時間/1日 | 1300日約3年7ヶ月 | 3回の交換で3,000円 |
LED | 2,000円 | 40,000時間 | 10時間/1日 | 4000日約11年 | 交換無しで初期費用2,000円 |
上記の場合、LEDでかかるのはイニシャルコスト(最初にかかるコスト)のみで、交換の手間を考えると断然LEDのほうがお得ですね。
※ご使用されている環境により定格寿命は変化します
3.商品を最適な明るさ、最適な色で照らして回転率UP
一昔前までは「LED=暗い」と言われていましたが、各メーカーの改良により、最近のLEDはちゃんと明るく、使用用途によって、最適なLEDを選択できるようになってきました。
LEDの中には、商品そのものの色を照らしてくれる、演色性の優れた商品が発売されております。
例えばコンパクト蛍光灯がだいたい演色性がRa84~85に対して、パナソニックのLED美光色のシリーズはRa95の数値を叩き出してます。
店で可愛いと思って買ってみたワンピース、
家に帰って見てみたら全然雰囲気が違うじゃなぁ~い
とか
美容室で髪の色を染めたけど外だと全然色が違わぁ~がっかりよぉ~
などなど
少々やっかいなクレームからお店を守ってくれるわけですね。
↑は極端な例ですが、
たとえば、ヘアーサロンや化粧品販売店などの色の印象が大きく影響するようなお店は演色性の数値が髙いLEDがおすすめです。
演色性とは
照明で物体を照らすときに、自然光が当たったときの色をどの程度再現しているかを示す指標で、平均演色評価数(Ra)を使って表すのが一般的です。
また、今までのコンパクト形蛍光灯はもっと明るくしたいと思って、ワット数が高い商品を装着しようとしても口金の形状が異なるので装着できなかったのですが、LEDだと明るさも色も光の角度も自由自在になります。
4.紫外線が少ないから虫が寄り付きにくい
LEDの白色には3種類の発光の仕方があります。
1.青色LEDを主体として黄色を発光する蛍光体を組み合わせ、白色を生み出す方法
2.赤、緑、青、三色のLEDを組み合わせて光の三原則により白色を生み出す方法
3.近紫外LEDまたは紫色LEDによって赤、緑、青の蛍光体を光らせる方法
3は殺菌灯などの特殊なランプに使用されており、だいたいが1の青色LEDを主体とした方法で光ってます。一般的なLEDは蛍光灯に比べて紫外線量が1/200と言われています。
飲食店だと虫は大敵ですよね、せっかく美味しいお料理も店内に虫がいるだけで雰囲気は台無しです。より快適な空間を作るのもLEDは一役買ってくれます。
5.パッと点灯して待ち時間ゼロ
天井の高い店舗の中には、HIDランプを使用している場合があります。HIDランプの場合、点灯するまでに時間がかかり、一度消してしまうと再点灯までに待ち時間ができてしまいます。
学校の体育館などでジワワワ~っと点灯するやつです。
でもLEDだと点灯時間も短いため、こまめな消灯が可能になり節電が可能になります。
6.温度が低いから空調にもPCサーバーにも商品にも優しい
店舗でよく使用されているハロゲンランプ。交換された方はわかるかと思いますが、熱いんですよね。
布で覆わずに触ったらもうアッチッチ!です。
一方ハロゲン形LEDだと、カイロぐらいの温かさなのでアッチッチ!とはなりません。
夏場はあつ~い外気温にハロゲンランプの熱さが追加されて、ガンガンに冷房効かせてます。っていう店舗さんも多いのでは無いでしょうか。
でもLEDだと熱さが低減され、冷房の設定温度を1~2℃上げて冷房でも省エネを図ることができます。
また熱に弱い革製品、衣料品店舗はLEDにすることで商品の色焼けから守ってくれます。
7.落ちても割れないから防災にもなる
FLRやFHFから始まる一般的な蛍光灯の素材はガラスでできており地震などで落下した場合、粉々に破損してしまいます。
こんなものが、人に落下したら。。ぞっとしますね。
従来、食品や精密機械などの工場では飛散防止膜付蛍光灯といって落下しても割れないようにコーティングが施してある蛍光灯が使用されてきましたが
学校や施設、オフィスなどではあまり飛散防止膜付の蛍光灯は使用されてきませんでした。
しかしLEDの場合、ポリカーボネート(プラスティックの一種)でできている商品がほとんどなので、落下しても蛍光灯のように粉々にはなりません。
また蛍光灯以外にも、電球の形をしたLEDもほとんどが樹脂(まれにガラス)でできているので、電球を仕様するよりは防災に繋がります。
LEDにした場合のデメリット
では続いてLEDにした場合のデメリットについてお話します。
1.イニシャルコスト(初期費用)がかかる
今まで電球や蛍光灯を使用している人からすれば、LEDって高いな・・と思いますよね。
正直言って高いです。
もとは取れるとわかっていても、いつ初期費用分が回収できるのか予想がつかないとなかなか交換に踏み込めないですよね。
2.正しい交換を行わないと発火の可能性がある
2019年4月14日の時事通信でこんなニュースが流れました。
10年で328件ということは、1ヶ月で2.7件の照明事故が起こっている計算になります。
LEDへの交換の際は、一人で判断せずに販売店に必ずご確認頂いた方が安全です。
以上がLEDに交換した際の、メリット・デメリットです。
一番のネックはどのLEDを選定すればよいか、またイニシャルコストがかかる分いつごろイニシャルコスト分の費用を回収できるかという部分だと思います。
販売店によって、コストシミュレーションをしてくれる店舗もあるのできちんと確認し納得した上でLED化したほうが良いですね。
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