コンパクト形蛍光灯について解説

【FDL、FPL、FMLって何?】コンパクト形蛍光灯の種類・選び方について解説!

こんにちは!たけみずです。

店舗やオフィス、ホテルなどで使用することの多いコンパクト形蛍光灯。

そろそろ寿命だから買い換えなきゃだけど、種類がよくわからん!どれでも一緒でしょ!と勢いで選んで買ってしまったら、これ使えないじゃん….。

そんな状況は避けたいですよね?

今回はそんな何のことやら全くわからない初心者の方にもわかりやすく、コンパクト形蛍光灯について解説していきたいと思います!

そもそも、コンパクト形蛍光灯とは

コンパクト形蛍光灯とは、いわゆる「蛍光灯」でイメージする直管蛍光灯(一本でまっすぐなもの)とは異なり、細く短い発光管を数本束ねたり、U字型に折り曲げたりしてコンパクトに小型化された蛍光灯のことです。

小型であってもワット数や形状、明るさ、カラーも豊富なので、主にスタンドライトや間接照明、ダウンライト、廊下・階段やフロアライトなど様々な場所で使われています。

ちなみにパナソニック製の商品では、「ツイン蛍光灯」という表記をしてますが、これはメーカー独自の呼称で、コンパクト形蛍光灯と同じです。(同等品であれば他メーカー製商品との入れ替えが可能)

ほかの商品と取替え可能?

コンパクト形蛍光灯の口金は一か所(片側ピン)なので、当然、通常の蛍光灯(直管蛍光灯)のソケットには取り付けできません。

また、「電球型蛍光灯」と同じものかと思われる方も多いのですが、コンパクト形蛍光灯の口金は、電球型蛍光灯が使える白熱電球用のねじ込み式ソケットには合わないので、代替として使用するには結局のところ、コンパクト形蛍光灯専用のソケットが付いた照明器具を用意する必要があります。

では「コンパクト形蛍光灯」ならばどんなものでも取替え可能なのかというと、そこもまた種類がいくつかあり、ワット数と形状に応じてそれぞれ全て口金が異なっています。

結局のところ素直に、もともと今使っている商品と同じものに取り替える、というのが基本ということですね。

コンパクト形蛍光灯の種類

種類としては大きく5種類に分類されます。型番の最初のアルファベット3文字を見ることで、どの種類の商品なのかがわかります。

FPL

2本管形タイプ。2本の蛍光灯を繋げた形(2本ブリッジ)をしています。長さは一般的な直管蛍光灯の半分程度。スタンドライトや、スクエア型の器具(天井にある四角いもの)によく使用されています。事務所に多いですね。

個人的には、見るとチューペットを少し思い出します。

FHP

2本管形タイプ。FPLとそっくりで口金と長さも共通ですが、FHPは高周波点灯方式というものになります。

機能的な違いとしては、FHPの方が新型でFPLに比べて効率が良いです。

FDL

4本管形タイプ。2本ブリッジを2セット繋げ、計4本の柱を持った形をしています。そのため「ダブル」「ツイン」と呼ばれたりなんかもします。ダウンライトなどによく使われています。

FML

4本管形タイプ。ただしFDLと異なり平面に接合しているので、横並びとなっています。指みたいな見た目。

FHT

6本管形タイプ。2本ブリッジを3セット繋げ、計6本の柱を持った形をしています。

発光管を環状に配置しているタイプもあり、隙間がないため2本や4本タイプと比べると、より均一な配光となっているのが特長です。ダウンライトやホール照明などによく使われています。

型番はこう見よ!

この画像のように、型番を見ることでどういった商品かを把握することができます。

実はメーカーによる表記の違いも基本的にはなく、そんなに難しくもありません。間違った商品を買ってしまわないよう、この機にきちんと確認してみましょう!

1. 最初のアルファベット3文字

すでに上記で紹介したとおり、どういった形状のランプかを表しています。「FPL」「FHP」「FDL」「FML」「FHT」の5種類です。

2. 数字

アルファベットの後ろの数字は、消費電力(W)を表しています。数字が大きくなればなるほど明るさも大きくなります。また、商品の長さも長くなります。

「36」と記載されていれば、消費電力が36Wだということですね。

3. 数字の後ろのアルファベット

EX-D:昼光色
EX-N:昼白色
EX-W:白色
EX-WW:温白色
EX-L:電球色

「EX」の表記が共通していますが、これは三波長形という意味で、まぁ要するに「よりきれいな発色だよ!」ということです。

それ以前の商品よりも発色が改善されたのでこの表記がついているのですが、本記事を執筆している2022年現在で流通している商品はほぼこの三波長形が主流なので、あまりココは気にする必要はありません。

大事なのはその後のアルファベットで、これは色温度(光の色味)を表しています。

色温度ってそもそも何?という方は、以下の記事を読んでもらえるとわかりやすいかと思います。

…で、何買えばいいの?

前述した通り基本的には、もともと今使っている商品と同じ商品を買って取り替えればOKです。

ただし!

  • 同じ型番表記で、メーカーだけ異なる
  • ランプの種類とワット数は同じだけど、色温度だけ異なる

であれば互換性があります。

前者の事例としては、他メーカーの商品に替えた方がより安く購入できるといった場合。

後者の事例としては、取替えのタイミングで異なる色温度のものにして空間内の雰囲気を変えたい、といった場合があります。

以上を参考にしながら、購入する商品を選んでみましょう!


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