【放っておくと危険】梅雨時期に起こりがちなトラッキング火災を予防しよう

どうもこんにちは、教育系Youtube動画が大好き!
工事責任者のタケナカです。

今日は電気工事士のタケナカが「トラッキング火災」について語りたいと思います!

なぜこの話題なのかというと、湿気の多い梅雨時期はトラッキング火災が一年の間で最も発生しやすい期間となり、特にみなさんに注意して頂きたいと思ったからです。

1. トラッキング火災って何?

 

 

 

 

みなさんトラッキング火災とはどんな事象を指しているかご存知ですか?
「火災」とついているだけで怖いイメージがありますね。

簡単に言うとトラッキング現象によって引き起こされる火災の事です。

まだよくわからない?そうですよね。ではトラッキング現象とはどんな現象かというと、、、

コンセントとプラグのすき間に大量のホコリが蓄積され、それが湿気を帯びた場合に漏電することがあり、経時と共に漏電部が沿面放電し炭化、炭化部から発火する。これをトラッキング現象と呼ぶ。
(引用:Wikipedia 漏電 トラッキング現象)

トラッキング火災とは、コンセントが少しゆるんで間隔が少し空いたところにホコリがたまり湿気を帯びた時に火災になるという事です。

たとえ使用している電気製品の電源がOFFでもコンセントにプラグが差さっているだけで発生してしまう、とても恐ろしい現象です。

2. トラッキング火災のメカニズム

コンセントとプラグのすき間にホコリが溜まったまま湿気を帯びると、微少電流が流れ、やがて炭化し電気の筋道(トラック)が作られます。

その状態で使用を継続するとショートし、発火の原因になります。

3. トラッキング火災の発生件数はどのくらい?

東京消防庁の発表したデータより近年に発生したトラッキング火災の件数の推移をまとめると下記グラフのようになります。過去15年の平均では1年あたり67件のトラッキング火災が発生しています。

意外と多いのでビックリしますね。

4. トラッキング火災が起きやすい場所は?

  • 冷蔵庫、テレビ、洗濯機などの裏側のホコリが溜まりやすいところのコンセント
  • 台所や洗面所、脱衣所などの湿気が多い場所で使用しているコンセント
  • 加湿器や水槽など水気がある場所で使用しているコンセント

上記のような場所で使用している場合は火災予防のために対策を取りましょう!
特に、冷蔵庫や洗濯機など長期間に渡ってコンセントを差しっぱなしにする場所は要注意です!!

5. トラッキング火災を防ぐためにはどうすればいいの?

①プラグにホコリを溜めない

プラグにホコリが溜まらないカバーやトラッキング防止加工されたパーツを取り付けてホコリから守りましょう。

プラグ安全カバー

タイトラキャップ

 

 

 

 

 

②使わないコンセントを塞ぐ

普段使用しないタップの差込口やコンセントの差込口にフタをして、ホコリや異物の侵入をブロックしましょう。

コンセントキャップ

 

 

 

 

 

③古いプラグのタップは使わない

タップは消耗品です。プラグが変色・変形していたら取り替えましょう。

ホコリ防止シャッター付き、トラッキング火災予防の安全タップ

 

 

 

 

 

④ケーブル周りのホコリを増やさない

ごちゃついたケーブルには綿ぼこりができやすくなります。コンセント周辺にホコリが出ないよう収納しましょう。

ケーブル&タップ収納ボックス

 

 

 

 

 

6. まとめ

火災は起こしてしまったら、一生後悔します。

普段から掃除の時にホコリを取ることとコンセントのプラグはきっちりと最後まで差すように習慣化しましょう!
掃除が面倒な人には上記で案内したような商品を使ってみるのも対策になると思います。

上記で案内した商品は弊社の通販サイト「メガランプ」でも販売していますのでぜひ見てみて下さい。

ではまた次回お会いしましょう!
See you next time!

 


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